線形軸(linear)
更新日: 2019-12-06
リニア(線形)スケールは、数値データのチャートに使用されます。 X軸またはY軸のどちらかに設定することができます。 散布図では、X軸に対してリニアスケールを使った折れ線グラフを自動的に設定します。 名前が示すように、線形補間を使って、値が軸上のどこにあるかを決定します。
目盛線設定
リニアスケールには、目盛線の設定のための以下のオプションがあります。 これらはtick
オプションのサブオプションです。 これらのオプションは目盛線設定を拡張します。
名称 | type | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|
beginAtZero | boolean | true の場合、スケール指定されていなければ0 を表示します。 | |
maxTicksLimit | number | 11 | 表示する目盛線とグリッドラインの最大数。 |
precision | number | この値が指定されており、かつstepSize が未指定の場合、 ステップサイズが指定した小数点の桁数に丸められます。 | |
stepSize | number | スケールの固定ステップサイズ。 詳しくはこちら | |
suggestedMax | number | データの最大値を計算する場合に使用する調整値。 詳しくはこちら | |
suggestedMin | number | データの最小値を計算する場合に使用する調整値。 詳しくはこちら |
範囲設定
軸の範囲設定が複数指定された場合に、 それぞれの値が互いにどう作用するか理解することが重要です。
suggestedMax
とsuggestedMin
は、 軸をスケールするために、データのみを変更します。 これらは、自動で軸範囲を変更するに便利です。
let minDataValue = Math.min(mostNegativeValue, options.ticks.suggestedMin);
let maxDataValue = Math.max(mostPositiveValue, options.ticks.suggestedMax);
以下の例では、データの最大値は50
ですが、最大値を100
まで拡張します。 しかし、最小値はsuggestedMin
の値よりも小さいので、無視されます。
let chart = new Chart(ctx, {
type: 'line',
data: {
datasets: [{
label: 'First dataset',
data: [0, 20, 40, 50]
}],
labels: ['January', 'February', 'March', 'April']
},
options: {
scales: {
yAxes: [{
ticks: {
suggestedMin: 50
suggestedMax: 100
}
}]
}
}
});
suggested~
とは対象的に、 min
、max
では軸の終端が明示的に設定されます。 これらが設定されると、一部のデータが表示されない場合があります。
ステップサイズ
stepSize
が設定されている場合、 目盛線はstepSize
の倍数で列挙されます。 stepSize
が設定されていない場合、 適切なアルゴリズムを使って自動的に目盛線を表示します。
以下の例では、0, 0.5, 1, 1.5, 2, 2.5, 3, 3.5, 4, 4.5, 5
に目盛線を生成するY軸チャートを設定しています。
let options = {
scales: {
yAxes: [{
ticks: {
max: 5,
min: 0,
stepSize: 0.5
}
}]
}
};
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